埼玉県農業大学校 SWPP/埼農大WEBプロモーションプロジェクト公式ブログ

SWPPとは、埼農大WEBプロモーションプロジェクト略であり埼玉県農業大学校の学生が運営しているグループです。メンバーが日々感じている事やイベントなどの出来事を随時発信していきます!

【防除シリーズ】下葉かき

こんばんは、SWPPの中尾です。

防除に関する記事が多くなってきたので【防除シリーズ】と銘打ってみました。

 

たまには学校の授業について書いてみようと思います。

今日は授業でブロッコリーやカリフラワー(カリフローレ)のべと病や黒腐病、黒すす病の勉強をしました。

防除というのは虫や菌から野菜を守るという事で先日の記事にも書いた様に農薬の用法用量を正しく守れば安全な物なのです。

ですが、やはり手間やお金の問題を考えると使わないにこした事はありません。

学校の授業で教わりましたが、防除は初動が重要と言われています。

人間に例えれば簡単ですが、虫歯でも風邪でも早めに治療すれば酷くならずに済む様に野菜も同じなのです。

 

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チャレンジファームのカリフローレですが、なんらかの原因で葉っぱが痛んで根本に落ちていました。

茎から切り離されている為この葉っぱが枯れるだけで何も起こらない様に思うのですが、実はこれが菌の温床になったりするのです。

 

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落ちた葉っぱが時間の経過と共に変わっていく様子です。

一番右側の葉っぱに黒い斑点が見られましたが、恐らくなんらかの病気に侵されているのだと思われます。

 

カリフローレやブロッコリーの様な葉の勢いが強い野菜は、降雨後地面に日光が当たらず多湿状態が続く事があります。そういう条件下で上記の様な病原体が有り、更に一番左の様な新鮮な葉が覆いかぶさっていたりすると菌が一気に増殖して茎の傷等から入り込み病気に侵される事になります。

 

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5畝葉かきをしたらこれだけの葉っぱが落ちていました。これがすべて病原菌に侵されたらと思うとぞっとします。

 

実際の現場では規模の問題で葉かき等はせず、病気が発生したら当該株を除去するか全力で防除する事になるかもしれませんが、それは結果論であって本論では無いのかなと思います。

病気が発生する過程をしっかり把握した上で手段として防除を選択するのと、病気が発生したから防除するという目的とするのでは意味が全く違います。

学校はそういう事を学べる場所です。

 

学校の勉強は役に立たないと言われる事が有りますが、私は埼玉県農業大学校の生徒ですから、当然その様には思いません。

正確に言うと、昔はそう思う事も有りましたが今は思わなくなりました。

 

今はちょうど受験シーズンですね。農業を全く知らないけど、やってみたいと思う方、埼玉県農業大学校の門を叩いてみませんか。きっと良い結果になると思います。